こんにちは、アスリートの知恵袋のバラです。
自宅で筋トレを始めようと思っても、腕立て伏せやスクワットを思いつくまま毎日やっていると、「今日は何をすればいいのか」「同じ部位ばかり鍛えていないか」が分からなくなりやすいんですよね。
私がフィジカルコーチとしてトレーニングを組むときは、器具があるかどうかよりも、1週間の中で押す動作、脚、お尻、体幹、背中まわりをどう配置し、疲労を残さず次の刺激につなげるかを見ています。自重トレーニングでも、この考え方は同じです。
この記事では、器具をまったく使わずに始められる週3回の全身メニューを中心に、初心者向けの回数、休養日の使い方、難度の上げ方まで実践できる形でまとめます。回数を100回、200回と増やし続けるのではなく、片脚化、動作速度、停止、可動域などを使って、今の自分に合う負荷へ変えていきましょう。
この記事でわかること
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器具なしで行える1週間の自重トレーニングメニュー
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全身を偏りなく鍛えるための種目の組み合わせ方
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回数だけに頼らず自重の負荷を上げる方法
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毎日追い込まず休養を入れる具体的な考え方
コンテンツ
自重トレーニングの1週間メニュー
まず、そのまま実践できる1週間の例から紹介します。基本は月・水・金の週3回で全身を鍛え、間に休養または軽い運動を入れる形です。筋トレ経験が少ない人は各種目2セットから始め、終わったときに「正しいフォームなら、あと2〜4回ほどできそう」と感じる程度を目安にしてください。
毎日同じメニューを限界まで繰り返す必要はありません。週の中に筋トレ日と回復日を置き、次のトレーニングでも同じ可動域とフォームを保てる状態を作ることが大切です。
| 曜日 | 内容 | 主な狙い |
|---|---|---|
| 月曜 | 全身A | スクワット・腕立て・お尻・背中まわり・体幹 |
| 火曜 | 休養または軽い歩行 | 疲労を残さず身体を動かす |
| 水曜 | 全身B | 片脚・肩まわり・お尻・肩甲帯・体幹 |
| 木曜 | 休養 | 次の筋トレへ向けて回復する |
| 金曜 | 全身C | 片脚・腕立て変化・股関節・背面・体幹 |
| 土曜 | 軽い有酸素運動または休養 | 体調に合わせて調整する |
| 日曜 | 休養 | 翌週へ疲労を持ち越さない |
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、成人に筋力トレーニングを週2〜3日取り入れることが推奨されています。また、自分の体重を負荷として使う腕立て伏せやスクワットも筋トレとして扱われています。週3回は絶対条件ではありませんが、初めて1週間の予定を作るなら使いやすい基準です。(出典:厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」情報シート)
月曜は全身Aを行う

月曜は、一週間の基準になる基本動作をそろえます。下半身は両脚スクワット、上半身は腕立て伏せ、お尻はヒップリフト、背中まわりはリバーススノーエンジェル、体幹はデッドバグです。
| 種目 | 回数 | セット | 主に使う部位 |
|---|---|---|---|
| スクワット | 10〜20回 | 2セット | 太もも・お尻 |
| 腕立て伏せ | 6〜15回 | 2セット | 胸・腕・肩 |
| ヒップリフト | 10〜20回 | 2セット | お尻・もも裏 |
| リバーススノーエンジェル | 10〜15回 | 2セット | 背中・肩甲骨まわり |
| デッドバグ | 左右6〜10回 | 2セット | 腹部・体幹 |
最初の週から回数の上限を狙う必要はありません。たとえばスクワットを10回行い、姿勢が安定していてまだ余裕があるなら次回は12回へ。腕立て伏せが6回でフォームを保てなくなるなら、床で無理に続けず、壁や安定した台に手をついて負荷を下げる方法があります。
セット間は、呼吸が落ち着き次のセットでもフォームを再現できるまで休んでください。自重だから30秒で再開しなければならない、という決まりはありません。目安として60〜120秒ほど取り、息切れが続くならもう少し休んでも構いません。
水曜は全身Bを行う
水曜は月曜と少し違う動きを使います。脚はリバースランジ、肩まわりはパイクプッシュアップ、お尻は片脚ヒップリフト、背中まわりはうつ伏せのY・T・W、体幹はサイドプランクです。同じ筋肉へ刺激を入れながらも、身体の使い方を変えられます。
| 種目 | 回数 | セット | 調整方法 |
|---|---|---|---|
| リバースランジ | 左右8〜15回 | 2セット | 浅めから始めて徐々に深くする |
| パイクプッシュアップ | 6〜12回 | 2セット | 難しければ通常の腕立てに変更 |
| 片脚ヒップリフト | 左右8〜15回 | 2セット | 難しければ両脚へ戻す |
| うつ伏せY・T・W | 各6〜10回 | 1〜2周 | 肩をすくめず小さく丁寧に動かす |
| サイドプランク | 左右20〜40秒 | 2セット | 難しければ膝をつく |
リバースランジでは、後ろへ脚を引いたときに前脚の膝とつま先の向きをおおむねそろえます。深さは人によって違って構いません。かかとが浮く、身体が大きく傾く、膝や股関節に痛みが出るなら、その可動域より浅い位置へ戻しましょう。
パイクプッシュアップは肩への負担が増えやすいため、通常の腕立て伏せがまだ安定しない人は無理に入れなくて大丈夫です。自重トレーニングは難しい種目を選ぶ競技ではありません。今の自分が同じフォームで繰り返せる種目を選ぶことのほうが、長く続けるうえでは大切ですよ。
金曜は全身Cを行う
金曜は、週の最後に片脚で支える動作と股関節を曲げ伸ばす動きを入れます。スプリットスクワット、腕立て伏せの別バリエーション、片脚RDL動作、バックエクステンション動作、プランクを組み合わせます。
| 種目 | 回数 | セット | ポイント |
|---|---|---|---|
| スプリットスクワット | 左右8〜15回 | 2セット | 前後に脚を開き真下へ沈む |
| 腕立て伏せの変化種目 | 6〜15回 | 2セット | 壁・台・床など今の段階を選ぶ |
| 片脚RDL動作 | 左右8〜15回 | 2セット | 股関節から上体を倒し背中を丸めない |
| バックエクステンション動作 | 10〜15回 | 2セット | 腰を反らし過ぎず小さく動く |
| プランク | 20〜45秒 | 2セット | 腰が反る前に終了する |
片脚RDL動作は、重りを持たなくてもバランスと股関節の動きを練習できます。支持脚の膝を軽く曲げ、お尻を後ろへ引きながら上体を前へ倒します。床へ手を届かせることが目的ではありません。背中の形を大きく変えず、もも裏やお尻へ張りを感じる範囲で戻します。
金曜に疲労がたまっているなら、全種目を予定通り行う必要はありません。各種目を1セットに減らす、脚の種目を一段階やさしくする、土日を含めて休むなど、その週の状態に合わせて変えてください。
休養日は身体を戻す日にする
火曜、木曜、日曜は、何もしない日でも構いません。座りっぱなしが多い人なら散歩をしたり、肩や股関節を軽く動かしたりする程度でも十分です。休養日に新しい高負荷メニューを足してしまうと、結局は毎日追い込む形へ戻ってしまいます。
部活動やスポーツをしている人は、競技練習も身体への負荷として数えてください。火曜にダッシュや対人練習が多いなら、その日は「休養日」ではありません。週3回の自重メニューを守ることより、競技練習を含めた1週間全体で疲労を見たほうが実用的です。
器具なし全身法の組み方

器具なしの自宅トレーニングでは、思いついた種目を並べるより「どんな動きが入っているか」を見ると組みやすくなります。少なくとも、脚でしゃがむ・踏み込む動作、上半身で押す動作、股関節を使う動作、体幹を安定させる動作、背中や肩甲骨を動かす種目を週内へ入れてみてください。
押す動作と脚は作りやすい
器具なしでも、胸や腕を鍛える腕立て伏せ、太ももやお尻を使うスクワットやランジは段階を作りやすい種目です。腕立て伏せなら壁、安定した台、床、脚上げと身体の角度を変えられます。脚なら両脚スクワットからスプリットスクワット、リバースランジ、さらに難しい片脚系の種目へ進められます。
このとき、「床で腕立てができる人のほうが偉い」「片脚スクワットをしないと意味がない」と考える必要はありません。トレーニングでは、難度の名前よりも、狙った動作を保ちながら十分な負荷を作れているかが重要です。
背中の引く動作は不足しやすい
器具をまったく使わない場合に不足しやすいのが、背中の「引く動作」です。床で行うリバーススノーエンジェルやY・T・Wは肩甲骨まわりを動かす練習として使えますが、懸垂やロウのように体重や外部負荷へ抵抗する動作と同じ負荷にはなりません。
全身を長期的に鍛えたい人は、器具なしにこだわり続けるより、安全に設置できる懸垂バーやトレーニングバンドを追加したほうが背中の種目を作りやすくなります。まずは器具なしで習慣を作り、必要性を感じた時点で追加する考え方でも十分です。
週3回すべて限界にしない
月・水・金に筋トレする場合でも、3日とも最後の1回まで追い込む必要はありません。特に初心者は、フォームを覚える段階で疲労が大きくなると、後半ほど可動域が浅くなったり反動が増えたりします。
このメニューでは、まずRIR2〜4を目安にしています。RIRとは「あと何回できそうか」を表す考え方で、RIR2ならセットを終えた時点で、正しいフォームならあと2回ほどできそうという感覚です。数字をぴったり当てる必要はなく、最初は「余裕あり」「あと数回」「ほぼ限界」の3段階くらいでも構いません。
自重の負荷を上げる方法
自重トレーニングを続けると、最初は10回で大変だったスクワットが20回、30回とできるようになります。これは悪いことではなく、身体がその動作へ慣れてきたサインです。ただし、筋力や筋肥大を狙うなら、同じ種目を100回、200回と増やし続ける以外にも方法があります。
回数より先にフォームをそろえる
負荷を上げる前に確認したいのが、同じフォームと可動域で反復できているかです。スクワットが10回目から急に浅くなる、腕立て伏せで腰が落ちる、プランクで背中が反っている状態では、「20回できた」という数字だけを前回と比べにくくなります。
まずは10回なら10回、決めた範囲をほぼ同じように動けること。そのうえで回数を増やします。身体の位置をそろえておくと、前回より本当に進歩したのかが分かりやすくなります。
片脚や角度変更で難度を上げる
器具なしで大きく負荷を変えたいときは、体重を片側へ寄せる方法が使えます。両脚スクワットからスプリットスクワットへ移れば、片脚が受け持つ割合が増えます。腕立て伏せも、壁や高い台から始めて床へ進み、さらに脚を高くすることで難度を変えられます。
ただし、難しい種目へ移った瞬間にフォームが崩れるなら一段階戻しましょう。片脚種目で身体が大きくねじれる、腕立てで胸がほとんど下がらない、といった状態なら、前の段階で回数や可動域を伸ばすほうが実用的です。
下ろす速度と停止を使う
動作速度を変える方法もあります。たとえばスクワットで3秒ほどかけてしゃがみ、下で1秒止まって立つ。腕立て伏せなら胸を床へ近づける局面を3秒ほどにして、反動を使わず押し返します。同じ体重でも1回ごとの負担が増え、回数を際限なく増やさずに済みます。
ただし、ゆっくり動けば動くほど効果が高くなるわけではありません。目的はわざと疲れることではなく、狙った筋肉へ負荷をかけながら動作を保つこと。極端に時間をかけるより、再現できるテンポを使ってください。
可動域を少しずつ広げる
可動域も負荷調整の一つです。スクワットで安全に深くしゃがめる人なら、浅いスクワットより大きな範囲を動くことで必要な力が変わります。腕立て伏せでも、肩に違和感がなく身体を一直線に保てる範囲で胸を深く下ろすと、浅い反復とは条件が変わります。
一方で、可動域は人によって適した範囲が違います。関節の形、過去のケガ、柔軟性によって無理のない位置は変わるため、痛みを我慢して深くする必要はありません。
上限回数に届いたら次へ進む
進め方を簡単にするなら、回数に幅を持たせます。腕立て伏せを「6〜15回×2セット」と決めた場合、同じフォームで15回、15回ができ、セット後にもかなり余裕があるようになったら、一段階難しい腕立てへ変更します。変更後に8回程度へ下がっても問題ありません。
脚も同様です。スクワット20回が軽くなってきたら、50回を目指す前にスプリットスクワットへ変える。そこで左右8〜10回から始め、徐々に上限へ近づけます。「回数を増やす→上限に届く→種目条件を難しくする→回数を下げて再スタート」という流れを作ると、自重でも進歩を追いやすくなります。
◆バラのワンポイントアドバイス
自重トレーニングでよく見るのが、スクワット100回や腹筋100回を毎日の目標にする方法です。達成感はありますが、すでに余裕でできるなら回数を増やす以外の方法も使ってみてください。私なら、片脚化、可動域、停止、テンポのどれか一つを変えて、フォームが保てる範囲で難度を上げます。
初心者は2セットから始める
筋トレを始めたばかりの人が、最初から各種目3〜5セットを行う必要はありません。この記事の1週間メニューは、基本的に各種目2セットです。これでも1回につき5種目前後を行うため、全身では十分な運動量になります。
最初の2週間は余力を残す
最初の1〜2週間は、筋肉を限界まで疲れさせるより動作を覚える期間と考えてください。スクワット10回でまだ6〜7回できそうなら、少し回数を増やしても構いませんが、いきなり限界まで続ける必要はありません。
翌日に少し筋肉の張りを感じる程度なら珍しくありません。一方、階段を下りるのがつらいほどの筋肉痛が続く、関節に痛みが出る、日常動作へ影響するほど疲れるなら量が多すぎた可能性があります。次回はセット数か回数を減らしてください。
腕立てができなければ高さを使う

床の腕立て伏せが1回もできなくても問題ありません。壁へ手をつく腕立てから始め、余裕が出てきたら安定した台へ手をつき、徐々に身体を水平へ近づけます。膝つき腕立ても選択肢ですが、壁や台を使うと頭からかかとまでを一直線に保つ感覚を練習しやすい人もいます。
大切なのは「床でできた回数」ではなく、胸、腕、肩へ負荷をかけながら体幹を保てることです。6〜15回の範囲でフォームを保てる高さを探しましょう。
脚がきつければ深さを調整する
スクワットやランジで膝や股関節に痛みはないものの、バランスが取りにくい場合は、壁の近くで行ったり、しゃがむ深さを浅くしたりして構いません。筋力がつき動きに慣れたら、少しずつ可動域を広げます。
反対に、両脚スクワットを20回行ってもほとんど負担を感じないなら、回数だけを増やすよりスプリットスクワットやリバースランジへ進むと時間を使いやすくなります。
部活がある週は量を減らす
学生や競技者の場合、筋トレだけを見て予定を作ると疲労を読み違えます。ダッシュ、ジャンプ、対人練習、長時間の走り込みは、脚にかなりの負担をかけます。そうした週に自重スクワットやランジを予定通り増やすと、競技練習の質を落とすことがあります。
部活が忙しい週は、週3回を週2回にする、各種目2セットを1セットにする、脚の種目を一つ減らすといった調整で構いません。1週間だけ量を減らしたからといって、積み重ねが消えるわけではありません。トレーニングは一週間単位ではなく、何か月も続く流れで考えてください。
自重トレーニングの注意点

器具がないから安全とは限りません。自重でも、回数を増やし過ぎたり、難しい姿勢を無理に真似したりすれば、肩、肘、手首、膝、腰などへ負担が集まります。特に痛みがある状態で「自重だから軽い」と続けるのは避けてください。
同じ部位を毎日追い込まない
自重トレーニングを毎日行うこと自体が必ず悪いわけではありません。短時間の軽い体幹運動や技術練習なら連日行える場合もあります。ただ、腕立て伏せや片脚種目を毎日限界まで繰り返す必要はありません。
前回より回数が大きく落ちる、いつものフォームを保てない、関節に違和感がある、睡眠を取っても疲労感が抜けないといった状態なら、その日は休養や軽い運動へ変更してください。
家具を懸垂器具にしない
背中を鍛えるために、机の縁を持って斜め懸垂をしたり、ドアへタオルを挟んで体重をかけたりする方法を見かけることがあります。しかし、家具やドアはその方向から体重を支える用途で設計されていない場合があります。
固定強度を確認できない家具、ドア、タオルなどへ全体重を預けるロウや懸垂は避けてください。破損や転倒が起きると、筋トレの負荷調整とは別の事故につながります。懸垂を行うなら、メーカーの設置方法と耐荷重を確認できる器具や、安全性が確認された鉄棒などを使いましょう。
痛みが出たら中止する
筋肉が疲れる感覚と、関節の鋭い痛み、しびれ、腫れは分けて考えてください。トレーニング中に痛みが出てフォームを変えないと続けられない場合、そのセットは終了します。
数日たっても痛みが続く、腫れや熱感がある、日常生活でも痛む場合は、自己判断で負荷を下げながら続けず、医療機関や資格を持つ専門家へ相談してください。
この記事の回数やセット数は一般的な目安です。年齢、既往歴、現在の痛み、運動経験によって適切な内容は変わります。最終的な判断は専門家にご相談ください。
自重トレーニングのよくある質問
ここまでの内容を踏まえ、1週間メニューを実践するときによく出る疑問へ答えます。
自重トレーニングに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 自重トレーニングは毎日やってもいいですか?
A. 軽い運動や技術練習なら毎日でも成立する場合がありますが、同じ部位を高い努力度で毎日追い込む必要はありません。この記事では月・水・金の週3回を基本にし、間へ休養日を入れています。翌日も同じフォームを保てないほど疲れているなら、量を減らすか休みましょう。
Q2. 自重トレーニングは何回何セットから始めればいいですか?
A. 初心者なら1種目2セット程度から始め、種目に応じて6〜20回ほどの範囲を使うと進めやすいです。大切なのは回数を固定することではなく、最後までフォームを保ち、セット後にあと2〜4回ほどできそうな余力を残すこと。上限回数が楽になったら、回数だけを増やさず種目の難度を変えます。
Q3. 自重スクワットを100回すれば筋肉はつきますか?
A. 初心者には100回まで行かなくても十分な刺激になることがあります。一方、両脚スクワットを何十回も余裕で反復できる人は、スプリットスクワットやリバースランジへ進み、片脚が受け持つ割合を増やしたほうが短時間で負荷を作りやすくなります。100回という数字自体を目標にする必要はありません。
Q4. 器具なしでも背中は鍛えられますか?
A. リバーススノーエンジェルやY・T・Wで肩甲骨まわりを動かすことはできます。ただし、懸垂やロウのように身体を引く動作と同じ抵抗を作るのは難しいため、長期的に全身を鍛えたいなら、安全に設置できる懸垂バーやバンドを追加する選択肢があります。
Q5. 筋肉痛がなければ毎回負荷を上げてもいいですか?
A. 筋肉痛がないことだけでは、負荷を上げてよいかは判断できません。前回と比べた回数、フォーム、可動域、関節の状態、睡眠、部活動なども確認してください。同じ条件で上限回数を安定してこなせ、まだ余力があるなら、次のバリエーションへ進む候補になります。
自重トレーニング1週間まとめ
器具なしで全身を鍛えるなら、毎日同じ種目を追い込むより、週2〜3回の全身トレーニングへ休養日を組み合わせる方法が取り入れやすいです。この記事では月曜に全身A、水曜に全身B、金曜に全身Cを置き、火曜・木曜・日曜を回復へ使う形を紹介しました。
- 月曜:スクワット、腕立て伏せ、ヒップリフト、背中まわり、体幹
- 水曜:リバースランジ、パイクプッシュアップ、片脚ヒップリフト、Y・T・W、サイドプランク
- 金曜:スプリットスクワット、腕立て変化、片脚RDL動作、背面種目、プランク
- 負荷調整:回数だけでなく片側化、角度、可動域、停止、テンポを使う
- 開始目安:各種目2セット、セット後にあと2〜4回ほどできそうな余力を残す
- 安全面:痛みがある状態や固定強度を確認できない家具を使った懸垂は避ける
自宅トレーニングは器具がなくても始められます。ただし、器具を使わないこと自体を目的にはしないでください。背中の引く動作が不足する、両脚スクワットでは負荷が足りないと感じる段階まで進んだら、安全な器具や外部負荷を追加する選択肢があります。
今の自分に合う種目を選び、同じフォームで反復し、余裕が出たら一つだけ条件を進める。この流れを1週間単位で繰り返していけば、自重トレーニングでも成長を追いやすくなります。まずは次の月・水・金から、各種目2セットで始めてみてください。