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アスリートの増量完全ガイド|食事と補食の基本戦略を詳しく解説

お元気ですか?ライフスタイルの知恵袋、筋肉担当の「バラさん」です。

アスリートの増量で検索しているあなたは、体重を増やしたいけれど、体脂肪が増えすぎたり、スピードやキレが落ちたりするのは避けたいと感じているのではないでしょうか。食事量、プロテイン、カロリー、補食、PFCバランス、練習後の栄養補給、筋肉量アップ、体重を増やすメニューなど、気になることが一気に出てきますよね。

アスリートの増量は、ただたくさん食べる話ではありません。競技力につながる体を作るために、摂取エネルギー、消費エネルギー、糖質、たんぱく質、脂質、体脂肪率、除脂肪量、胃腸の調子まで見ながら進める必要があります。

この記事では、体を大きくしたい選手が、なるべく動きの重さを出さずに増量するための考え方と実践法を、バラさんの言葉でわかりやすくまとめます。難しい栄養学の話も、明日から使える形に落とし込んでいきますよ。

ポイント

  • アスリートの増量で最初に見るべき数値
  • 体脂肪を増やしすぎない食事設計
  • 補食や練習後の栄養補給の考え方
  • 食が細い選手や胃腸が弱い選手の工夫

アスリートの増量で知るべき基本設計

まずは、アスリートの増量を始める前に押さえておきたい土台から見ていきましょう。ここを飛ばしてしまうと、体重は増えたのに動きが重くなったり、食べているつもりなのに全然増えなかったりします。

アスリートにとっての増量

アスリートにとっての増量
イメージ:当サイト作成

体重を増やしたい。でも、動きが重くなるのは避けたい。ここ、アスリートならかなり気になりますよね。大切なのは、ただ体重計の数字を増やすことではなく、競技中にしっかり使える筋肉量や除脂肪量を増やすことです。

体重が増えれば強くなるわけではない

アスリートにとっての体づくりは、一般的な体重アップとは少し違います。サッカーならスプリントや切り返し、バスケットボールならジャンプやコンタクト、野球ならスイングや投球、格闘技なら階級とパワーのバランスが重要になります。

つまり、必要なのは「重い体」ではなく、競技で動ける体です。体重が増えても、走れない、跳べない、キレが落ちる、疲れやすいとなれば、本来の目的からズレてしまいます。

体脂肪は少し増えることもある

筋肉を増やすには、ある程度のエネルギー余剰が必要です。その過程で、体脂肪が少し増えることもあります。これは自然なことです。

ただし、体重計の数字だけを追いかけるのは危険です。大事なのは、体重が増えた結果、パフォーマンスが上がっているかを見ること。動きが鈍くなっているなら、食事量や増やすペースを見直した方がいいかもしれません。

食事だけでもトレーニングだけでも足りない

体を大きくするには、食事とトレーニングの両方が必要です。食べる量を増やしても、筋肉に十分な刺激が入っていなければ、増えた分が体脂肪に寄りやすくなります。

反対に、トレーニングだけ頑張っても、食事が足りなければ筋肉を作る材料もエネルギーも不足します。さらに、睡眠や回復が不十分だと、せっかくの努力が体に反映されにくくなります。

良い体重アップかどうかの見分け方

良い方向に進んでいるかは、体重だけでなく動きの変化で判断しましょう。たとえば、当たり負けしにくくなった、スプリントで押し負けなくなった、ジャンプの安定感が増した、練習後の疲労感が減ったなら、良い流れです。

一方で、動き出しが遅い、膝や腰への負担が増えた、食後に眠くなりすぎる、疲れが抜けない場合は注意です。食事量、脂質量、睡眠の質、増やすペースを一度チェックしてみましょう。

・アスリートは体重だけでなく除脂肪量を見る
・競技動作のキレを落とさないことが大切
・体脂肪の増えすぎには注意する
・食事とトレーニングはセットで考える
・睡眠や胃腸の状態も体づくりの一部として見る

増量前に確認したい数値

増量を始める前に、まず見ておきたいのは「今の自分がどこにいるか」です。スタート地点があいまいなまま食事量だけ増やすと、体重が増えた理由も、増えない原因も見えにくくなります。ここを押さえるだけで、増量の精度はかなり変わりますよ。

最低限チェックしたいのは、体重、体脂肪率、除脂肪量、練習量、食事量、睡眠時間、胃腸の調子です。特に除脂肪量は、体重から体脂肪量を除いた数値で、筋肉量の変化を見る目安になります。厳密には筋肉量そのものではありませんが、方向性をつかむには十分役立ちます。

体重だけで判断しない

たとえば体重が2kg増えても、体脂肪率が大きく上がり、練習で体が重いなら、食事の増やし方が少し雑かもしれません。反対に、体重がゆるやかに増え、練習の出力が上がり、体脂肪率が大きく変わらないなら、かなり良い流れです。

体脂肪計は機種によって誤差が出やすいので、1回の数字で判断しすぎないこと。同じ体脂肪計、同じ時間帯、同じ条件で測ると変化を追いやすくなります。おすすめは、朝起きてトイレを済ませた後です。

毎日の数字より平均を見る

日々の体重は、水分量や筋グリコーゲン、塩分、睡眠、便通、練習量でも普通に動きます。汗をたくさんかいた翌日は軽くなりやすいですし、糖質をしっかり食べると、筋肉内のグリコーゲンと一緒に水分も戻り、体重が増えることがあります。

だから、1日ごとの増減に振り回されなくて大丈夫です。毎朝の体重を記録し、7日分の平均で見ると、増えているのか、止まっているのか、減っているのかがスッと見えてきます。

胃腸の調子も記録する

増量というと、体重やカロリーばかりに目が向きがちです。でも、食べたものを消化吸収できなければ、体は大きくなりません。下痢、便秘、胃もたれ、食欲不振が続くなら、食事量を増やす前に、食べ方や食品選びを整えた方がいいです。

記録は完璧でなくてOK。朝の体重、主食の量、補食の有無、練習の強度、お腹の調子。この5つだけでも十分です。2週間続けると、増えない原因がかなり見つけやすくなります。

増量は勢いも大事ですが、感覚だけで進めるとズレやすいです。体重、体脂肪率、除脂肪量、食事、練習、睡眠、胃腸の反応をざっくり見ながら微調整すること。これが、無理なく体を大きくする近道です。

増量の目標体重は競技力から逆算する

目的目標設定の考え方注意点
当たり負けを減らしたい除脂肪量の増加を優先する体脂肪だけ増えても接触強化につながりにくい
シーズン中の体重減少を防ぎたい維持しやすい食事量と補食習慣を作るオフ期だけ増やしてもシーズンで落ちる可能性がある
筋力を伸ばしたい食事とレジスタンストレーニングをセットにするたんぱく質だけ増やしても不十分
キレを保ったまま増やしたい月ごとの増量幅を小さめにする急増量は動きの重さにつながりやすい

目標体重は、なんとなく「あと5kg増やす」と決めるより、競技特性と今の体組成から逆算するのがおすすめです。ここを雑にすると、頑張って食べたのに、競技に合わない体になってしまうことがあります。

大切なのは、体重計の数字ではなく、その体重がプレーに活きるかです。ここ、見落としやすいですよね。

競技によって必要な体重は変わる

ラグビー、バスケットボール、サッカーのディフェンダー、格闘技のようにコンタクトが多い競技では、当たり負けしないために体重や筋量が武器になる場面があります。

一方で、サッカーのサイドプレーヤー、バスケットボールのガード、陸上短距離、テニスのようにスプリントや方向転換が多い競技では、急な体重増加が動きの鈍さにつながることもあります。

つまり、増やせばいいわけではありません。自分の競技で必要な強さと軽さのバランスを見ながら決めることが大切です。

増量ペースは急がず2〜3%を目安にする

増量は、短期間で一気に増やそうとしないことが大切です。一般的な目安としては、1か月に現在体重の2〜3%程度までの増加に抑えると、急激な脂肪増加を避けやすくなります。

たとえば体重60kgの選手なら1か月あたり1.2〜1.8kg、体重80kgなら1.6〜2.4kg程度です。1か月で4kg、5kgと増えると、見た目は大きくなったように感じますが、その中身が体脂肪に偏っている可能性もあります。

もちろん、成長期や水分量の変化で体重が動くことはあります。ただし、競技動作が悪くなるほどの急増は注意です。体重だけでなく、体脂肪率、練習中の動き、疲労感、睡眠の質までセットで確認しながら調整していきましょう。

何kg増やすかより目的を決める

目標体重を決める前に、まず目的を言葉にしましょう。「当たり負けを減らしたい」「シーズン後半に体重を落としたくない」「筋力を伸ばしたい」「リバウンド争いで押し負けたくない」「スプリントの出力を上げたい」などです。

目的が決まると、必要な増量の方向性も見えてきます。当たり負け対策なら、体重だけでなく下半身や体幹の強化も必要です。スプリント出力を上げたいなら、体重増加だけでなく、パワー系トレーニングや動作の質も見なければいけません。

しつこいようですが、アスリートの目標は、ただ体重を増やすことではありません。競技で使える体を作ることです。目標体重は、競技特性、現在の体組成、増量ペース、プレー中の感覚を見ながら決めていきましょう。

増量に必要なカロリーの考え方

体重変化考えられる状態調整方法
2週間ほぼ変化なし摂取量が足りない可能性100〜200kcal追加して様子を見る
緩やかに増えている良いペースの可能性現状維持し、動きと体脂肪率を確認する
急に増えて体が重い増量ペースが速い可能性脂質量や補食量を見直す
減っている消費量が摂取量を上回っている可能性補食回数と練習後の補給を増やす

アスリートが体を大きくするには、まず摂取カロリーが消費カロリーを上回る状態を作ることが基本です。どれだけプロテインを飲んでも、筋トレを頑張っても、総エネルギーが足りなければ体は大きくなりにくいんですよ。

まずは維持カロリーを見つける

最初に見るべきなのは、今の食事で体重が維持されているかどうかです。数週間ほど体重がほぼ変わっていないなら、現在の摂取カロリーと消費カロリーはだいたい釣り合っている可能性があります。

一番実践しやすいのは、1〜2週間の食事記録と体重変化を見る方法です。計算式も使えますが、あくまで推定。身長や体重が同じでも、練習強度、筋肉量、代謝、消化吸収で必要量は変わります。数字はスタート地点、最終判断は体の反応で見ましょう。

最初は300〜500kcalを足す

今の食事で体重が維持されているなら、まずは1日あたり300〜500kcal程度を上乗せするのが現実的です。おにぎり1個、牛乳、バナナ、ヨーグルト、プロテインなどを組み合わせると、無理なく追加しやすいですよ。

最初から大きく増やしすぎると、筋肉より脂肪が増えやすくなります。増量はダッシュではなく、坂道をじわっと登るイメージ。体の反応を見ながら、少しずつ調整する方が失敗しにくいです。

体重は週平均で判断する

体重1kgを増やすには、おおよそ7200kcal程度のエネルギー余剰が必要と考えられます。たとえば1日400kcalを上乗せすれば、単純計算では18日ほどで7200kcalに届きます。

ただし、実際の体重は水分量、練習量、消化吸収、体質によって変わります。同じ400kcalを足しても、練習量が多い週は増えにくく、オフが多い週は増えやすいこともあります。毎日の数字に振り回されず、週平均と練習内容をセットで見るのがコツです。

増えない時は少しだけ追加する

2週間ほど続けても体重の平均がほとんど変わらない場合は、追加カロリーが足りないかもしれません。その場合は、1日あたりさらに100〜200kcal程度増やして様子を見ましょう。

いきなり1000kcal増やす必要はありません。おにぎりを半分〜1個足す、牛乳を1杯飲む、練習後にゼリーを追加する。これくらいの小さな一手でも、積み重なると変化が出てきます。

増えすぎる時は脂質を見直す

逆に体重が急に増えて、体が重い、動きが鈍い、息が上がりやすいと感じるなら、ペースが速すぎる可能性があります。補食の量や、脂質の多い食品を見直してみてください。

特に揚げ物、菓子パン、ラーメン、スナック菓子でカロリーを増やしている場合は注意です。主食、果物、低脂質なたんぱく源に置き換えるだけで、体の軽さが戻ることもあります。

必要カロリーは、一度計算して終わりではありません。まず維持カロリーを見つけ、300〜500kcalを足し、体重の週平均を見ながら調整する。この流れが基本です。増えなければ少し足す。増えすぎたら内容を見直す。シンプルですが、ここを丁寧にできる選手ほど、余計な脂肪を増やしすぎずに体を大きくしやすくなります。

増量で失敗しないPFCバランスの考え方

栄養素役割増量中の考え方食品例
たんぱく質筋肉や体組織の材料不足させないが、摂りすぎに頼らない肉、魚、卵、大豆製品、乳製品、プロテイン
脂質ホルモンや細胞膜の材料必要だが、増えすぎると体脂肪につながりやすい魚、ナッツ、卵、オリーブオイル、脂身の少ない肉
炭水化物練習や回復の主要エネルギー源増量期は特に重要。主食や補食で確保するご飯、パン、麺、芋、果物、餅、カステラ

アスリートの増量では、カロリーを増やすだけでは不十分です。大事なのは、たんぱく質・脂質・炭水化物のPFCバランスを崩さずに食事量を増やすこと。ここが乱れると、体重は増えても体脂肪が増えすぎたり、胃腸が重くなったり、練習の出力が落ちたりします。せっかく体を大きくするなら、動ける体を作りたいですよね。

たんぱく質だけでは筋肉は増えにくい

体を大きくしたいと考えると、まずプロテインや肉を増やしたくなるかもしれません。たしかに、たんぱく質は筋肉や体組織の材料なので不足は避けたいところです。

ただし、たんぱく質を増やせば増やすほど筋肉がつく、というわけではありません。筋肥大には、トレーニングによる刺激、十分なエネルギー、糖質、睡眠、回復がそろって必要です。

目安としては、たんぱく質は体重1kgあたり1.6g前後から考えると使いやすいです。トレーニング量が多い選手ではもう少し増やす場合もありますが、むやみに増やすより、食事全体のバランスを見ることが大切です。たんぱく質摂取とレジスタンストレーニングの研究でも、一定量を超えると除脂肪量増加への上乗せ効果が大きくなりにくいことが報告されています。(出典:PubMed「A systematic review, meta-analysis and meta-regression of the effect of protein supplementation on resistance training-induced gains in muscle mass and strength in healthy adults」)。

糖質は増量中の練習を支える燃料

アスリートの増量では、糖質がかなり重要です。スプリント、ジャンプ、切り返し、コンタクト、ウエイトトレーニングのような高強度運動では、糖質が主なエネルギー源になります。

糖質が足りないまま練習すると、出力が落ちやすく、筋肉への刺激も弱くなりがちです。つまり、食事では頑張っているのに、トレーニングの質が下がってしまう。これはもったいないですよね。

増量期に使いやすい糖質源は、ご飯、パン、麺、芋類、果物、オートミール、餅、おにぎり、カステラ、ようかんなどです。もちろん、菓子パンやスイーツばかりに頼るのではなく、普段の主食をしっかり食べることが土台になります。

脂質は必要だが増えすぎに注意

脂質はホルモンや細胞膜の材料になるので、ゼロにする必要はありません。ただ、1gあたりのカロリーが高いため、知らないうちに摂りすぎやすい栄養素です。

揚げ物、脂身の多い肉、菓子類、スナック、ラーメンなどが増えると、カロリーは簡単に上がります。その一方で、体脂肪が増えやすくなったり、胃もたれや睡眠の質低下につながったりすることもあります。

脂質は総摂取カロリーの20〜30%程度をひとつの目安にしつつ、増量中は20%前後に抑えられると、体脂肪の増えすぎを防ぎやすいです。その分、炭水化物をしっかり確保して、練習で動ける体を作っていきましょう。

増量期の食事では、プロテインを増やすことよりも、主食を抜かず、補食で糖質とたんぱく質をセットにすることを優先したいところです。プロテインは便利ですが、体を大きくする中心はあくまで普段の食事です。

増量中に体脂肪を増やしすぎない管理法

増量中に体脂肪を増やしすぎない管理法
イメージ:当サイト作成

増量では体重を増やすことが目的ですが、増えた分がすべて競技力につながるとは限りません。ここ、かなり大事です。食べる量を増やしながらも、体脂肪の増えすぎを防ぐには、カロリーの中身と体の変化を見ながら進める必要があります。

食べないのではなく、増やし方を選ぶ

増量中に体脂肪を完全に増やさないのは、正直なところ難しいです。ただし、増えすぎを防ぐことはできます。ポイントは、急に食べすぎないこと、脂質の多い食品だけでカロリーを稼がないこと、そして筋肉にしっかり刺激を入れることです。

揚げ物、菓子パン、スナック菓子、ラーメン、ファストフードを増やせば、カロリーは簡単に上がります。でも、それで増えた体重がそのままスピードやパワーにつながるとは限りません。むしろ、体が重い、疲れやすい、胃もたれする、眠りが浅いといった不調につながることもあります。

大切なのは、食べる量を減らすことではありません。増量なので、必要なエネルギーは入れるべきです。ただし、糖質とたんぱく質を中心に増やすのか、脂質の多い食事で雑に増やすのかで、体の変化はかなり変わります。

体脂肪が増えやすい食べ方

体脂肪が増えやすいパターンは、だいたい決まっています。増量だからといって外食やジャンクフードが急に増える。夜遅くに脂質の多い食事を大量に食べる。練習後の補食を抜いて、寝る前にまとめ食いする。このあたりは要注意です。

こうした食べ方でも、カロリーだけ見れば足りるかもしれません。ただ、胃腸への負担が増えたり、睡眠の質が落ちたりしやすくなります。睡眠が乱れると回復が遅れ、トレーニングの質も落ちやすいです。筋肉を増やしたいのに、結果的に脂肪が増えやすい流れになってしまうんですね。

体重以外に見るべきポイント

体脂肪を増やしすぎないためには、体重だけを見ないことが大切です。数字が増えていても、動きが悪くなっているなら見直しが必要です。

  • 体重は週平均で見る
  • 体脂肪率は同じ条件で測る
  • 補食は糖質とたんぱく質を中心にする
  • 脂質の多い食品でカロリーを稼ぎすぎない
  • 筋トレや競技練習の質を落とさない
  • 睡眠の質と疲労感も記録する

特に、短期間で体重が急に増えた、練習で体が重い、スプリントやジャンプの感覚が悪い、胃もたれや下痢が増えた、朝の食欲が落ちた、体重は増えているのに筋力や出力が伸びない。こうしたサインが出たら、さらに食べる前に食事内容を確認しましょう。

競技に合った刺激も必要

体脂肪を増やさないためには、食事だけでなくトレーニングも欠かせません。筋肉に十分な刺激が入っていない状態でカロリーだけ増やすと、余ったエネルギーは体脂肪として蓄積されやすくなります。

レジスタンストレーニング、競技練習、スプリント、ジャンプなど、競技に合わせた刺激を入れながら増量することが大切です。食べることと鍛えることは、車の両輪みたいなもの。どちらかだけでは、思ったような体には近づきにくいですよ。

増量中は、体重が増えること自体に一喜一憂しすぎないようにしましょう。大切なのは、その体重が競技力につながっているかどうかです。糖質とたんぱく質を中心に必要なエネルギーを入れつつ、脂質の摂りすぎや急激な体重増加には注意する。さらに、練習の質、睡眠、胃腸の調子まで見ていけば、体脂肪を増やしすぎない増量に近づけます。

アスリートの増量を成功させる実践法

ここからは、実際にどう食べるか、どう補うかという実践編です。増量の知識があっても、毎日の食事に落とし込めなければ体は変わりません。特にアスリートは、練習時間、移動、学校や仕事、試合スケジュールがあるので、きれいな理論だけでは続きにくいです。だからこそ、補食、朝昼夜の食事、練習後、食欲がないとき、胃腸が弱いときまで、現場で使える形にしていきます。

補食を活用した増量の進め方

タイミング補食例狙い向いている選手
午前おにぎり、バナナ、牛乳昼までのエネルギー切れを防ぐ朝食が少ない選手
練習前カステラ、ようかん、ゼリー飲料練習で使う糖質を補う練習後半に失速しやすい選手
練習後おにぎり、プロテイン、オレンジジュース回復と筋グリコーゲン補充を助ける翌日に疲れが残りやすい選手
就寝前ヨーグルト、牛乳、果物胃腸に負担をかけすぎず補う夕食後に時間が空く選手

一度にたくさん食べられない選手でも、無理に大盛りを詰め込む必要はありません。増量で大切なのは、1回の食事量を限界まで増やすことではなく、1日の合計摂取量を少しずつ底上げすることです。そこで役立つのが補食。食が細い選手ほど、ここをうまく使えると体づくりがかなり楽になりますよ。

補食はおやつではなく小さな食事

補食というと、おやつのように聞こえるかもしれません。でもアスリートにとっては、食事で足りないエネルギーや栄養を補うための小さな食事です。朝食と昼食の間、昼食と練習の間、練習後、夕食後などに分けて食べることで、胃腸への負担を抑えながらカロリーを積み上げられます。

特に食が細い選手は、1回の食事で無理に増やすと気持ち悪くなったり、次の食事が入らなくなったりします。それなら、食事量を少し抑えて補食の回数を増やす方が現実的です。増量は一気食いではなく、こまめな積み立てに近いですね。

糖質とたんぱく質をセットにする

補食は、お菓子でカロリーを稼ぐより、糖質とたんぱく質をセットにするのがおすすめです。糖質は練習や回復のエネルギーになり、たんぱく質は筋肉や体組織の材料になります。

たとえば、おにぎりとプロテイン、バナナと牛乳、カステラとヨーグルト、練習後のおにぎりとサラダチキンなどが使いやすい組み合わせです。脂質が多すぎるものは胃に残りやすいので、特に練習前は控えめにした方が動きやすいですよ。

補食は時間を決めると続きやすい

補食のコツは、食べる時間を決めてしまうことです。お腹が空いたら食べる、だと練習や移動で忘れがち。10時、15時、練習後すぐ、というように固定すると習慣になります。

学校や仕事がある選手なら、午前中におにぎりやバナナ、午後の練習前にカステラやゼリー、練習後にプロテインとおにぎり、夕食後にヨーグルトという流れが作れます。1回で500kcal足すのがきついなら、200kcalを2回、150kcalを3回に分ければOKです。

補食選びで意識したいポイント

  • 糖質とたんぱく質をセットにする
  • 脂質が多すぎるものは練習前に避ける
  • おにぎりやバナナなど持ち運びやすいものを常備する
  • 食べる時間を固定して習慣化する
  • 練習後はできるだけ早めに補給する

補食を増やすときは、いきなり何品も追加しなくて大丈夫です。まずは練習後の補食を固定し、慣れたら午前か午後に1回足す。このくらいの段階的な進め方で十分です。増量は気合いより仕組みです。毎日少しずつ余剰を作れる選手ほど、体重も安定して増えやすくなります。

増量期の朝昼夜の食事ポイント

増量期の朝昼夜の食事ポイント
イメージ:当サイト作成

補食は増量の強い味方ですが、土台になるのはやっぱり朝・昼・夜の3食です。3食が弱いまま補食だけ増やしても、栄養バランスが崩れやすくなります。まずは普段の食事を整える。ここが増量のスタートラインです。

基本は、主食・主菜・副菜をそろえること。主食はご飯、パン、麺、芋類などの糖質。主菜は肉、魚、卵、大豆製品などのたんぱく質。副菜は野菜、きのこ、海藻などで、ビタミンやミネラル、食物繊維を補います。ここに汁物、果物、乳製品を足せると、かなり良い形になりますよ。

朝食は糖質とたんぱく質を入れる

朝は、前日の夕食から時間が空いているため、体がエネルギーと材料を欲しがっている状態です。朝食を抜くと、午前中の集中力や練習の入りにも響きやすくなります。特に朝練がある選手は、空腹のまま動くと、体重を増やすどころか消耗が大きくなりがちです。

おすすめは、ご飯、納豆、卵、味噌汁、ヨーグルトのような組み合わせ。パン派なら、パンだけで済ませず、卵、ハム、チーズ、牛乳、ヨーグルトなどを足しましょう。朝から固形物がきつい日は、バナナ、牛乳、ヨーグルト、プロテイン、ゼリーから始めてもOKです。

昼食は主食だけで終わらせない

昼食でよくあるのが、麺類だけ、菓子パンだけ、おにぎりだけというパターンです。糖質は入りますが、たんぱく質やビタミン、ミネラルが不足しやすいんですよ。午後に練習がある選手にとって、昼食は大事な燃料補給です。

外食や学食なら、肉や魚のおかずがある定食を選ぶのが無難です。麺類を食べるなら、サラダチキン、ゆで卵、豆腐、ヨーグルトなどを追加するとバランスが取りやすくなります。コンビニなら、おにぎり2個、サラダチキン、味噌汁、ヨーグルトの組み合わせでも十分使えます。

夕食は回復と翌日の準備に使う

夕食は、1日の練習で消耗した体を回復させる大事な食事です。主食、主菜、副菜、汁物をそろえる意識を持ちましょう。夕食でご飯を極端に減らすと、翌日の練習に向けたエネルギー回復が足りなくなることもあります。

主菜は、鶏肉、魚、赤身肉、卵、大豆製品などがおすすめです。揚げ物が続くと脂質が増えやすいので、焼く、蒸す、煮る、刺身にするなど、調理法も工夫したいところ。野菜、きのこ、海藻を入れた味噌汁やスープを足すと、満足感も上がります。

増量期だからといって、毎食を限界まで食べる必要はありません。まずは朝昼夜の3食を整え、そのうえで足りない分を補食で足す。この順番の方が、胃腸にもやさしく続けやすいです。毎日の食事を大きな土台にして、補食で少しずつ積み上げていきましょう。

増量期の練習後に必要な栄養補給法

練習後は、体を大きくしたいアスリートにとってかなり大事なタイミングです。エネルギーを使い切った体に、何をどの順番で入れるか。ここを整えるだけで、翌日の動きや回復感が変わってきますよ。

練習後は糖質とたんぱく質をセットにする

練習後にまず意識したいのは、糖質とたんぱく質をなるべく早めに補うことです。たんぱく質だけに目が行きがちですが、増量を狙うなら糖質も外せません。

糖質は、練習や試合で使われた筋グリコーゲンの回復に関わります。ここが足りないままだと、翌日の練習で力が出にくくなることもあります。一方、たんぱく質は刺激を受けた筋肉の修復に必要です。つまり、練習後はどちらか一方ではなく、両方を入れるのが効率的なんです。

すぐ食べられない時は飲み物やゼリーでもOK

練習直後に固形物がきつい日もありますよね。そんな時は、無理に食べ込まなくて大丈夫です。まずはスポーツドリンク、ゼリー飲料、牛乳、オレンジジュースなど、入りやすいものから補いましょう。

夕食まで時間が空く選手は、バッグにすぐ食べられる補食を入れておくと安心です。帰宅してから食べるつもりでも、移動や入浴で時間が空くと、結局食事量が落ちやすいです。

  • おにぎり+プロテイン
  • バナナ+牛乳
  • オレンジジュース+サラダチキン
  • ゼリー飲料+ヨーグルト
  • カステラ+プロテイン
  • 餅+牛乳
  • 果汁飲料+ゆで卵

プロテインは食事の代わりにしない

プロテインは便利ですが、万能ではありません。プロテインだけ飲んで食事量が少ないままだと、総エネルギーや糖質が足りず、増量は進みにくくなります。

夕食で肉や魚をしっかり食べられるなら、練習後はおにぎりと牛乳でも十分な場合があります。逆に帰宅が遅く、食事量が少なくなりがちな選手なら、プロテインを使う価値はあります。大事なのは、サプリを飲むことではなく、1日の合計で必要な栄養を満たすことです。

練習後の補給は固定すると続きやすい

練習後の栄養補給は、増量だけでなく回復にも関わります。毎回迷うより、「練習後はおにぎりとプロテイン」「食欲がない日はバナナと牛乳」のように決めておくと続きます。

ポイントは、糖質とたんぱく質をセットにすること、夕食まで時間が空くなら補食を入れること、プロテインだけで済ませないこと。そして翌日の練習で力が出ているかまで確認することです。ここまで見られると、ただ食べるだけの増量から一歩進めますよ。

増量中に食欲がない時の対処法

ハードな練習後や夏場、試合後は、食欲がガクッと落ちることがあります。これは気合いの問題ではなく、疲労で胃腸が動きにくくなっているサインかもしれません。増量中でも、無理に詰め込む必要はありません。大切なのは、食べられる形でエネルギーを入れることです。

まずは液体や食べやすい糖質から入れる

固形物がきつい時は、スポーツドリンク、オレンジジュース、ゼリー飲料、ヨーグルト、牛乳、果物などから始めましょう。ようかん、カステラ、あずきバーのように、糖質があり脂質が少なめのものも使いやすいです。

ポイントは、いきなり完璧な食事を目指さないこと。まず糖質でエネルギーを入れ、落ち着いてから主食・主菜・副菜のある食事に戻せばOKです。

食欲がない時こそ脂質は控えめにする

増量中はカロリーを稼ぎたい気持ちがありますよね。ただ、食欲が落ちている時に唐揚げやラーメンなど脂っこいものを入れると、胃に残りやすく、次の食事にも響きます。

練習後すぐは、ゼリー、ジュース、おにぎり、カステラなどで糖質を補い、少し時間を置いてから夕食を食べる方が楽な選手も多いです。

食べる順番を変えるだけでも楽になる

いきなり肉や揚げ物から入るより、味噌汁、スープ、果物、ゼリー、うどん、おにぎりなどから始めると食べやすくなります。温かい汁物で胃腸が動き出す人もいれば、冷たい果物の方が入る人もいます。ここは自分に合う形を探しましょう。

状態おすすめの補給避けたい例
練習直後に吐き気がある水分、スポーツドリンク、ゼリー飲料脂っこい弁当、大量の肉類
暑さで食欲がない果物、ヨーグルト、冷たいうどんこってりした揚げ物
疲労で噛むのが面倒牛乳、スムージー、プロテイン、スープ硬い肉、大量の固形物
夕食まで時間が空くおにぎり、カステラ、ようかん何も食べずに空腹を放置する

食べるタイミングを逃さない

食欲がない選手ほど、タイミングを逃すと1日の摂取量が一気に落ちます。練習後すぐに食べられないなら、まず飲む。帰宅後に食べる。寝る前は軽く補う。このように段階を作ると続けやすいですよ。

食欲がない日がたまにあるくらいなら、そこまで心配しなくても大丈夫です。ただし、何日も続く、体重が落ちる、疲労が強い、下痢や腹痛がある場合は、食事の工夫だけで抱え込まないでください。体調不良が隠れていることもあるので、早めに専門家へ相談しましょう。

胃腸が弱い選手の増量は「食べ方」で変わる

胃腸が弱い選手の増量は「食べ方」で変わる
イメージ:当サイト作成

食べているのに体重が増えない選手は、単に食事量が足りないだけでなく、消化吸収がうまくいっていない可能性もあります。たくさん食べると下痢をする、脂っこいもので胃もたれする、牛乳でお腹がゆるくなる、小麦系が続くと調子が悪い。こうしたサインがあるなら、まず胃腸の状態を見直したいところです。

無理に詰め込まず回数で増やす

胃腸が弱い選手は、1回の食事量を無理に増やしすぎないことが大切です。大盛りで苦しくなるなら、量を少し減らして食事回数を増やした方が体に入りやすいですよ。

増量中だからといって、毎食限界まで食べる必要はありません。むしろ下痢をしてしまうと、せっかく食べた分をうまく吸収できず、かなりもったいないです。まずは「一度にたくさん」より「こまめに積み上げる」意識でいきましょう。

発酵食品と食物繊維を少しずつ入れる

腸内環境を整えるために、納豆、味噌汁、ヨーグルト、キムチなどの発酵食品を普段の食事に入れてみましょう。野菜、きのこ、海藻、果物などの食物繊維も役立ちます。

ただし、食物繊維を急に増やすと、お腹が張ることがあります。体づくりは階段を上るようなもの。いきなり増やすより、少しずつ慣らす方が続けやすいです。

合わない食品を記録する

増量が進まない原因は、食事量不足だけではありません。自分に合わない食品を食べ続けて、吸収が追いついていないケースもあります。

ご飯は大丈夫だけどパンやラーメンが続くとお腹が緩い。牛乳は合わないけどヨーグルトなら平気。揚げ物の翌日は胃が重い。こうした反応は人によって違います。

食事記録には、食べたものだけでなく、お腹の状態や便の状態も軽くメモしておくと便利です。少し地味ですが、体を大きくしたい選手にはかなり使える情報になります。

胃腸にやさしく補食を増やす

補食を増やすときも、段階的にいきましょう。まずは練習後におにぎり1個を追加する。慣れたら午前中にバナナを足す。さらに必要なら夕食後にヨーグルトを入れる。これくらいのペースだと、体も対応しやすいです。

就寝直前の大量食いは避けた方が無難です。胃腸が弱い選手が寝る前にたくさん食べると、睡眠の質が落ちたり、翌朝の食欲が下がったりします。寝る前に入れるなら、ヨーグルト、牛乳、果物、軽いプロテインなど、負担の少ないものを少量にしてみてください。

不調が続く時は専門家に相談する

下痢、腹痛、強い胃もたれ、体重減少、極端な食欲不振が続く場合は、自己判断で食事量を増やし続けないでください。医師、管理栄養士、チームスタッフなど、専門家に相談することをおすすめします。

胃腸が弱い選手の増量は、根性で詰め込むより、体に合う食べ方を探す方が近道です。一度に食べすぎず、補食で回数を増やし、合わない食品を記録する。あなたの体が受け入れやすい食品、タイミング、量が見つかると、増量はかなり進めやすくなりますよ。

アスリートの増量方法とポイントまとめ

最後に、アスリートの増量で大切なポイントを15個にまとめます。ここだけ見返しても、実践の流れが思い出せるようにしておきますね。

  • アスリートの増量は体重だけでなく競技力につながる体づくりとして考える
  • 増量前に体重、体脂肪率、除脂肪量、食事量、練習量を確認する
  • 体脂肪計は同じ機器、同じ時間帯、同じ条件で使う
  • 体重は1日単位ではなく週平均で見る
  • 目標体重は競技特性と現在の体組成から決める
  • 増量ペースは1か月に体重の2〜3%程度を一般的な目安にする
  • 基本は摂取カロリーが消費カロリーを上回る状態を作る
  • まずは今の食事に300〜500kcal程度を上乗せして様子を見る
  • カロリーだけでなくPFCバランスを整える
  • たんぱく質だけでなく糖質をしっかり摂る
  • 脂質の多い食品でカロリーを稼ぎすぎない
  • 一度に食べられない選手は補食で回数を増やす
  • 補食は糖質とたんぱく質をセットにすると使いやすい
  • 練習後はなるべく早めに糖質とたんぱく質を補給する
  • 食欲がない時や胃腸が弱い時は食べ方を調整し専門家にも相談する

大切なのは、完璧な食事を1日だけやることではありません。あなたの練習量や生活リズムに合わせて、続けられる補食と食事パターンを作ることです。まずは朝の体重記録、練習後の補食、主食量の確認から始めるといいかなと思います。

この記事で紹介した数値や食品例は、あくまで一般的な目安です。正確な情報は公式サイトをご確認ください。また、持病や体調不安がある方は、最終的な判断は専門家にご相談ください。

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ユッタリ

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